宮崎トリップ
2019/10/6
CONKSブログ
実は23〜36歳までサラリーマンやっていたことがあります。
手荒れで美容師できなくなって1年プータローしたのちに入社しました。
社会の常識もわからず常に上司に噛み付くめんどくさい奴でして、その中でもいくつか思い出があるんですが「江田さん」という頑固親父を今日思い出しました。
毎日江田さんとは言い合いになり「てめぇーぶっ殺すぞ!!」と言われ「やってみろよ、このクソジジイ!」
こんなやり取りがほぼ毎日行われてました。
ある日、僕が江田さんに捨てゼリフのように生意気な口をきいてオフィスを出ようとした瞬間に「シュパッ!!」って音と僕の頭に衝撃があったんですよね。
痛くも痒くもなかったんですが時間が止まった感じでそのあと頭から血が流れてきました。
振り向くと江田さんは片手にカッターを持っていて、どうやらムカつきすぎて僕の頭をカッターで殴ったみたいなんです。
血が垂れ流れることにあまり抵抗がなかったので江田さんに襲いかかろうとした瞬間に周りに止められて大声出して江田さんに怒鳴り声を上げていました。
その時の江田さんの顔を今でも覚えています。
「あ、やっちゃった。まずいことしちゃったな」って顔してました。
まあ、僕は年上、上司みさかえ無く荒くれ者でしたから江田さんのプライドを傷つけるような事を言ったんだと思います。
生意気すぎましたからね。
でも江田さんは「わたる、ごめんな」と。
僕も「いや、僕が悪いっす。でもカッターはあかんで。」
そんなやり取りした次の日から江田さんとは仲良しに。
仕事上のミスをされたときでも言い方が変わりました。
凄い頑固親父で自分のミスを絶対に認めない人でしたが今思うとある意味カッコよくて会わなくなってもう10年近くなるけど良き思い出だし会いたい。
けど江田さんは数年前に天国に行ってしまいました。
だけど40過ぎた今、江田さんと寿司屋のカウンターで思い出話に花を咲かせ飲めたらサイコーだろうな〜
なんて急に思いだした今日この頃。
僕があの世に行ったら江田さんに焼酎水割り氷なしをたらふく飲ませてあげようと思ふ笑
なんで今日、江田さんの話なんだろ笑